レッドアイに染まる

2002年8月15日
 お盆休みの前日に、部長含め、先輩と3人で
飲みに行った。

時計の針は23時前。

飲み始めたのが、20時前。

すでに3時間
 
そろそろ、「御開き」の時間。

 
そんなことを考えていた、

ちょうどその時、
 
 ワイシャツの胸ポケットにつっこんっであった
携帯が光を放ちながら震える。

 別の先輩の名前が表示されていた。

 
 御指名デス…

 
 部長らと別れ、連絡をくれた先輩のいる
別の飲み屋にタクシーで直行。

 着いたのが、23時半ごろ。

 既にできあがっている自分が記憶を飛ばすのに
時間は、さほど、必要なかった。


気がついたら、自宅の便所で吐いていた。

便器が赤く染まった。

レッドアイをしこたま飲んだことを思い出した。
 
 
 その吐かれたレッドアイを見ながら、
もうひと吐き。


 何が悲しくて、こんな飲み方をしなければいけないのか、わからなかった。 


 こんな自分に対して、さらに吐き気がした。
 
 

 


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