生死

2003年3月9日
親族側に座っていた高校時代の友人の
目を直視できなかった。

4年ぶりの友人との再会は、
意外にも彼の父親の通夜だった。

通夜に出席するたびに、
いつも思う。

俺は精一杯生きているのだろうか。

明日死んでも悔いはないか。

不謹慎だけど、
生死を意識するのはいつだって
誰かの通夜である。

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