荒れ狂う

朝6時半過ぎ。

気が付いたら、ウェットスーツ姿にボードを抱え、
鵠沼海岸にいた。

自慢できるほどの腕前には程遠いが、
自分の人生からサーフィンをとりあげたら何が
残るだろうか。

なんてことを考えながら、
沖に向かってパドリング。

はるか沖合いで海が荒れ狂っているのが、
ぼんやりと見える。

ここ最近の悲劇に荒れ狂いたいのは、
自分のほうだ。

なんてことも思い、
波待ちする。

ちなみに、
今日の波乗りはビックリするほど、
調子がよかった。

おおげさな言い方だが、
海に感謝した。

もっと、
もっと、
波乗り上手くなりたいけど、

こんな自分だけど、
少なくとも、
波乗り生活だけは充実している。

そう考えたら、
荒れ狂う胸のうちも少しは落ち着いた。

やっぱり、
サーフィンはやめられない。